柔らかな頬

2004年7月22日 読書
ISBN:4062079194 単行本 桐野 夏生 講談社 1999/04 ¥1,890
私は子供を捨ててもいいと思ったことがある。
5歳の娘が失踪した。夫も愛人も私を救えない。
絶望すら求める地獄をどう生き抜くか。

「現代の神隠し」と言われた謎の別荘地幼児失踪事件。
姦通。
誰にも言えない罪が初めにあった。娘の失踪は母親への罰なのか。4年後、ガン宣告を受けた元刑事が再捜査を申し出る。
34歳、余命半年。死ぬまでに、男の想像力は真実に到達できるか。



この人の小説は大好きです。

今回も最後までどうなるか、どうなるのぉおおお?と
ドキドキ&猛スピードで読みました。

うーん、おもしろかったけどなんだか釈然としない終わり方だ。
子を持つ親として興味深く読めたけど、桐野夏生の家族感って
こういうものなんだ〜と思った。

でもお勧め。

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